可児市 吹き抜け住宅 撮影の事例として、螺旋階段と石張りの壁が印象的な住まいを撮影しました。
吹き抜けには3方向に開けた大きな窓があり、外の景色と自然光が室内へ大きく入ってくる住宅です。
リビングには石張りの壁と螺旋階段があり、床の一部には川の流れを意識したデザインタイルが使われていました。
カフェのようなカウンターはモールテックス仕上げ。
2階ホールにはスタディスペースが設けられ、そこからの眺望も気持ちのよい住まいでした。

立体的な外観と、大きな窓が印象的な住宅

岐阜県可児市で撮影した住宅です。
外観は、白い縦ラインの外壁と大きな開口部が印象的でした。
建物はいくつかのボリュームが重なるように構成され、見る角度によって表情が変わります。
正面から少し見上げると、外壁の縦のライン、軒裏の木、黒いサッシがきれいに重なります。
窓には空や周辺の景色が映り込み、外観にも室内の明るさがにじむようでした。
建築写真としては、建物の形だけでなく、縦に伸びる壁面と大きな窓のバランスを意識しました。
外観の立体感が伝わるように、空を広く取りながら、窓、軒裏、外壁の素材感が見える角度で撮影しています。
3方向に開けた窓から光が入る吹き抜け
この住宅の大きな特徴は、吹き抜けの明るさです。
リビングに入ると、上部まで伸びる大きな窓が視線を引きます。
窓は一方向だけではなく、3方向に開けていて、時間帯によって光の入り方が変わる空間でした。
高い位置から入る光、正面の窓から届く光、横方向から回り込む光。
それぞれが白い壁や木の床にやわらかく反射し、室内に奥行きをつくっています。
吹き抜けの撮影では、高さを強調しすぎると、実際に室内で感じた落ち着きが失われることがあります。
今回は、窓の大きさ、天井の高さ、床の広がり、階段の位置関係が自然に伝わるように構図を整えました。
明るいだけではなく、光がどこから入り、どこへ落ちていくのか。
その流れが見えるように撮影しています。
螺旋階段と石張り壁がつくるリビングの表情

リビングで印象的だったのは、螺旋階段と石張りの壁です。
大きな窓の横に石張りの壁が立ち上がり、その前に白い螺旋階段が配置されています。
石の質感、木の床、白い階段、外へ抜ける景色。
それぞれの素材が違う表情を持ちながら、空間の中で自然にまとまっていました。
螺旋階段は、建築写真では見せ方が難しい要素です。
形が強いため、階段だけが目立ちすぎると、住まい全体の空気感から離れてしまいます。
今回は、階段を主役にしながらも、石張り壁や大きな窓、床との関係が伝わるように撮影しました。
曲線の階段が、直線的な窓や壁の中に入ることで、リビングに柔らかな動きが生まれています。
川の流れを意識したデザインタイルの床
床の一部には、川の流れを意識したデザインタイルが使われていました。
木の床の中に、やわらかな色合いのタイルが入り、空間に少し涼しげな表情を加えています。
石張りの壁や外の緑ともつながるような素材感で、室内に自然の気配を取り込んでいるように感じました。
このタイルは、広いリビングの中で小さなアクセントになっています。
強く主張するというより、光が入ったときに表面の色や質感が静かに見えてくる場所でした。
写真では、床だけを切り取るのではなく、石張り壁、窓、螺旋階段との関係の中で見せるようにしています。
建築の中で素材がどこに置かれ、どのように空間を整えているか。
その意味が伝わることを大切にしました。
モールテックスのカウンターがあるカフェのようなキッチン

キッチンまわりには、カフェのような長いカウンターがありました。
モールテックスのカウンターは、木の天井や棚、ステンレスのキッチンと組み合わさり、落ち着いた雰囲気をつくっています。
ペンダント照明の小さな灯りも印象的で、昼間の自然光の中でも、空間にあたたかさを添えていました。
カウンター越しにリビングを見ると、吹き抜け、石張り壁、螺旋階段、外の緑がひとつの視界に入ります。
この住宅の特徴が集まる、気持ちのよい場所でした。

撮影では、カウンターの長さと奥行きを出しながら、天井の木質感、照明、キッチンの金属面が自然に見えるようにしています。
暗くなりすぎる部分と、窓から入る明るい部分の差を残すことで、カフェのような落ち着きが伝わる写真になりました。
2階ホールのスタディスペースと眺望

2階ホールには、スタディスペースが設けられていました。
吹き抜けに面した場所に机があり、そこから外の景色を眺めることができます。
大きな窓から入る光、木の床、石張り壁、白い手すり。
1階とは少し違う高さから、この住宅全体の明るさを感じられる場所でした。

スタディスペースは、作業をするための場所でありながら、空間の余白にもなっています。
閉じた個室ではなく、家の中の気配や外の景色とつながる場所。
撮影中も、ここから見える景色がとても気持ちよく感じられました。
リビングを見下ろす視線、外へ抜ける窓、天井の木の表情。
2階ホールに立つことで、この住宅の立体的な構成がよりよく伝わります。
素材と光の重なりを建築写真で伝える

今回の住宅は、素材の表情がとても豊かな住まいでした。
白い外壁、木の軒裏、石張りの壁、モールテックスのカウンター、ステンレスのキッチン、デザインタイルの床。
それぞれの素材が、光の入り方によって違う表情を見せます。
建築写真では、素材を単体で美しく写すだけではなく、空間の中でどう効いているかを見せることが大切です。
石張り壁は、吹き抜けの高さを引き立てています。
螺旋階段は、リビングに動きをつくっています。
モールテックスのカウンターは、キッチンをカフェのような居場所にしています。
2階ホールのスタディスペースは、外の眺望と室内の明るさをつないでいます。
それぞれを一枚ずつ記録しながら、住まい全体の流れが伝わるように撮影しました。
Architecture:株式会社 家zou
Photograph:建築写真家 近藤雅美
可児市で住宅の竣工写真・建築写真撮影をご検討の方へ
近藤雅美は、愛知県・岐阜県・三重県を中心に、住宅や店舗などの建築写真撮影、竣工写真撮影を行っています。
岐阜県可児市をはじめ、岐阜市、大垣市、各務原市、多治見市、中津川市など、東海地域の工務店・設計事務所・建築会社の施工事例撮影に対応しています。
建物の外観だけでなく、室内に入る光、素材の質感、吹き抜けの高さ、階段の動き、窓からの眺望まで、設計意図が自然に伝わる写真を大切にしています。
撮影の進め方については、ご依頼の流れをご覧ください。
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