建築写真の料金相場は、撮影時間や建物の規模、外観・内観の撮影範囲、夕景撮影の有無によって変わります。
同じ戸建住宅でも、外観だけを撮影する場合と、室内全体に加えて夕景まで撮影する場合では、必要な時間も費用も異なります。
また、納品枚数、写真の使用目的、撮影場所までの距離によっても見積もりは変わります。
このページでは、建築写真・竣工写真の料金相場と、撮影費用がどのように決まるのかをまとめました。
建築写真 料金相場を確認するときは、金額だけでなく、撮影時間、納品枚数、夕景撮影の有無まで見ておく必要があります。
建築写真 料金相場の目安
建築写真の撮影費用は、短時間の部分撮影であれば3万円台から、戸建住宅や店舗を一通り撮影する場合は5万円から8万円前後が一つの目安です。
日中の内観・外観に加え、夕景や夜景まで撮影する場合は、撮影時間が長くなるため、10万円以上になることもあります。
ただし、同じ戸建住宅でも、撮影する部屋数や建物の広さ、外構の完成状況、写真の使用目的によって必要な撮影内容は変わります。
そのため、料金だけを見るのではなく、どこまで撮影できるのか、何枚程度納品されるのか、夕景や夜景が含まれるのかまで確認しておくことが大切です。
建築写真の料金を左右する項目
撮影時間
建築写真では、カメラを構えてすぐに撮り始めるわけではありません。
窓から入る光、室内に残る影、素材の見え方、隣の空間への視線の抜けを確認しながら、設計意図と空間の流れが伝わる位置を探します。
外観、玄関、LDK、水まわり、階段、個室、素材の細部まで撮影する場合は、一般的な戸建住宅でも2時間から3時間程度かかることがあります。
外観のみ、改修した部分のみといった撮影であれば、1時間程度で対応できる場合もあります。
建物の規模と撮影範囲
建物が大きくなるほど、撮影する場所と移動に必要な時間が増えます。
戸建住宅一棟を撮影する場合でも、すべての部屋を同じように撮るのではなく、設計上の要点を確認しながら撮影箇所を選びます。
吹き抜けと階段の関係、高窓から入る光、室内から庭への視線、異なる素材が切り替わる場所など、建物ごとに写真として残すべき場所は異なります。
外観・内観の撮影内容
内観だけを撮影する場合と、外観、外構、周囲の環境まで含めて撮影する場合では、必要な時間が変わります。
外観撮影では、太陽の位置や建物への光の当たり方も確認します。
建物の正面が日陰になる時間帯や、周囲の建物の影がかかる時間帯もあるため、撮影時刻を調整することがあります。
夕景・夜景撮影の有無
夕景撮影では、日没前後の短い時間に、空の明るさと室内照明のバランスを見ながら撮影します。
窓からこぼれる光、外壁に当たる照明、建物の輪郭と周囲の暗さが自然につながる時間を待つため、日中撮影とは別に待機時間が必要です。
日中の内観・外観から夕景まで一日を通して撮影する場合は、短時間の撮影より料金が高くなります。
納品枚数と写真の使用目的
ホームページの施工事例、SNS、パンフレット、設計資料、コンペ資料など、写真の使用目的によって必要なカット数は変わります。
ホームページ用であれば横位置の写真を中心に、SNSやパンフレットにも使用する場合は、縦位置や細部の写真も必要になることがあります。
撮影前に使用目的を共有しておくと、必要な構図や納品内容を考えやすくなります。
撮影場所と交通費
撮影場所によっては、撮影料金とは別に交通費や駐車料金が必要です。
遠方であっても撮影自体は可能です、見積もりを依頼する際には、建物の所在地を伝えておくと、総額を確認しやすくなります。
短時間撮影が向いているケース
1時間程度の撮影は、次のような場合に向いています。
- 外観だけを撮影したい
- 改修した部分だけを残したい
- 小規模な店舗を撮影したい
- 後日、足りない写真を追加したい
- 施工事例として必要な場所が限られている
短時間であっても、事前に撮影箇所を整理しておくことで、必要な写真を残しやすくなります。
ただし、戸建住宅一棟を外観から内観まで撮影する場合は、1時間では撮影範囲が限られます。
住宅や店舗の竣工写真は3時間が一つの目安
一般的な戸建住宅や店舗を撮影する場合は、2時間から3時間程度を目安にすることが多くなります。
外観、玄関、主要な室内、階段、水まわり、素材の細部などを撮影しながら、建物全体の構成が分かる写真と、設計上の要点を伝える写真を残します。
撮影中は、光の入り方が変わることもあります。
先に光が入っている部屋を撮り、時間が経ってから別の場所へ移るなど、その日の光を見ながら順番を変えることもあります。
夕景まで撮影する場合
外観の夕景や夜景が必要な場合は、一日撮影が向いています。
日中に内観と外観を撮影し、日没前後に照明を点灯して、外観や主要な室内を改めて撮影します。
昼と夜では、同じ建物でも見え方が変わります。
日中は外壁の質感や開口部の構成が分かりやすく、夕景では照明計画や窓の配置、周囲に対する建物の佇まいが見えやすくなります。
設計意図を一日の光の変化まで含めて残したい場合は、夕景撮影を含めて検討するとよいでしょう。
近藤雅美の建築写真撮影料金
建築写真家 近藤雅美の撮影では、撮影内容と必要な時間に合わせて、3つの基本プランをご用意しています。
ショート撮影
1時間まで 35,000円(税別)
外観のみ、部分的な施工事例、小規模な店舗やリノベーション箇所など、撮影範囲が限られている場合に向いたプランです。
納品枚数は20枚以内です。
ミディアム撮影
3時間まで 60,000円(税別)
一般的な戸建住宅や店舗の竣工写真で、基本となるプランです。
外観、内観、主要な空間、素材の細部など、建物全体の構成と設計意図が伝わる範囲を撮影します。
ロング撮影
日中から夕景・夜景まで 100,000円(税別)
日中の内観・外観に加え、夕景や夜景外観まで撮影するプランです。
時間帯による光の違い、照明計画、窓からこぼれる光、周囲に残る暗さまで含めて写真に残します。
撮影料金の詳細、納品枚数、延長料金、交通費については、以下の正式な料金案内をご覧ください。
撮影料金に含まれるもの
基本的な撮影料金には、現地での撮影だけでなく、撮影後の写真選定と画像調整も含まれます。
建築写真では、垂直と水平、室内外の明るさ、色の偏り、素材の見え方を確認しながら仕上げます。
窓の外だけが極端に明るくなったり、室内の暗さが失われたりしないように、現地で見た建物の印象から離れすぎない写真に調整します。
雨天時の撮影について
内観は雨天でも撮影できる場合がありますが、外観は天候の影響を受けます。
雨や曇りによって、外壁の色や素材感が分かりにくくなる場合は、撮影日の変更をご相談します。
近藤雅美の撮影では、天候不順による日程変更は、当日朝の判断でも変更料金はかかりません。
室内を予定日に撮影し、外観のみ別日に撮影する場合は、別日撮影費と交通費が必要です。
見積もりを依頼するときに伝える内容
建築写真の見積もりを依頼するときは、次の内容が分かると撮影時間を判断しやすくなります。
- 建物の所在地
- 建物の用途
- おおよその規模
- 撮影希望日
- 外観・内観の撮影範囲
- 夕景撮影の有無
- 写真の使用目的
平面図、立面図、配置図がある場合は、あわせて共有してください。
図面を見ることで、吹き抜け、開口部、動線、空間のつながりなどを撮影前に確認できます。
撮影内容がまだ決まっていない段階でも、建物の規模や使用目的をお知らせいただければ、必要な撮影時間をご案内します。
料金だけでなく、写真の使われ方まで考える
竣工写真は、完成時の記録だけでなく、その後の施工事例や営業資料として使われます。
設計事務所や工務店のホームページ、パンフレット、SNS、設計資料など、数年にわたって使われることもあります。
建物全体が分かる写真だけでなく、設計意図が伝わる視点、光の入り方、素材の質感、空間の流れを残しておくことで、その建築がどのように考えられたものなのかを写真として伝えられます。
価格だけで撮影時間を決めるのではなく、どこで、どのように写真を使うのかまで考えてプランを選ぶことが大切です。
名古屋市をはじめ、愛知・岐阜・三重で住宅、店舗、施設などの建築写真撮影・竣工写真撮影をご検討の方は、お気軽にご相談ください。
建築写真家・建築カメラマンをお探しの設計事務所、工務店、建築会社の方も、お気軽にお問い合わせください。
建築写真撮影・竣工写真撮影について
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